人命とライフラインを守る自家発電機の負荷点検は
ユーザー(設置者)の義務です
1.消防法では、負荷運転の点検義務が有ります。
消防法で定められている負荷運転は、消火活動に必要なスプリンクラーや消火栓ポンプを動かす為の運転状況や換気状況を確認する点検です。
自家発電設備の定格出力が、加圧送水装置の出力を上回っていれば、スプリンクラーや消火栓は稼働し、消火活動が出来ます。
2.なぜ30%以上の負荷運転が必要なのか
月次点検等で行なっている無負荷(空ふかし)運転点検だけを行っていると、
ディーゼルエンジン内にカーボンが堆積されます。
その為、1年に1回は、30%以上の負荷運転を行い、堆積されたカーボンを燃焼排出させておかなければ、
非常時に発電機が正常に動かず、消火活動が出来なくなる怖れがあるからです。